


法然上人がお示しになった浄土宗の教え、それは阿弥陀如来の本願を信じ、ただひたすらに「南無阿弥陀仏」とお称えすることです。『お念仏を声に出してお称えする』ということには実に多くの意味が含まれ、法然上人の万物に対する願いがこめられています。
おてつぎ運動は、法然上人のみ心を信じ、一人一人が心からお念仏を称え、家庭から職場へ、地域社会へと仲間の輪をつくり、全世界の人々の幸福と平和の実現に向けて、人から人へと法然上人のみ教えを広く現代社会に伝える運動です。
『おてつぎ』の語源は、法然上人が二祖聖光上人に「一器の水を一器に移すが如く」に浄土の教えを伝えられていること、さらに二祖聖光上人が三祖良忠上人に御伝法された『末代念仏授手印』の末尾には『念仏往生浄土宗血脈相伝手次事』とあり、その最後には『よって秘法を録するの状、手次(てつぎ)をもってす』と結ばれ、次から次へとお念仏のみ教えを継承していく姿を「手次」と示されていることに拠ります。
私たちの生活は、法然上人のお念仏の教えを暮らしの中に生かしていく実践活動です。
その念仏生活の基本となる目標が『おてつぎ運動綱領』です。
一、念佛をお唱えし 法然さまのみ教えを くらしの中に生かしましょう。
常日頃お念仏をお称えし、「おかげさま」のこころで日々暮らすことを心がけましょう。
一、念佛の信心を人から人におてつぎし 同信の輪をひろげましょう。
阿弥陀如来の本願を信じ、お念仏をお唱えし、一人一人の会員が手を携えてお念仏のみ教えをひろげていきましょう。
一、浄土の信仰を高め 人々の和合と社会の浄化につとめましょう。
報恩感謝のこころをもって、共に支えあい、やすらぎのある念仏信仰の生活を得て、家庭や職場、地域社会、更には全世界の人々の幸福と平和の実現に向けて力を注ぎましょう。
法然上人のみ教えを自分一人のものとしてではなく、家庭や親戚、友人、多くの人に手から手へと伝えていきましょう。
現代社会を見渡せば、環境破壊、老人問題・・・など。これらの問題を他人の事としてではなく、自分の事として受け止めて、人から人へやすらぎのある素敵な社会(仲間)を作っていきましょう。
みんな決して一人ぼっちではありません。あなたの周りを見てください。きっとあなたと共に力を携えてくれる仲間がいるはずです。心と心をつないで、共に生きていきましょう。
おてつぎ運動は、本部と全国47教区支部が連携をとりながら、寺院支部や会員の皆さんと協力しあい、有機的な活動を展開しています。加入寺院は寺院の過半数に達しています。また、年々寺院支部の会員数が増え続けています。