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国宝・御影堂大修理

御影堂大修理だより

2013年3・4月  鬼瓦を解体

現在、御影堂の屋根瓦を降ろす作業が続いていますが、先日大棟の鬼瓦を降ろす作業が行われました。
御影堂の屋根に取り付けられた鬼瓦は全部で18面ありますが、その形状は様々で、額に梵字が刻んである物、1つの鬼瓦に顔が3つある物、龍をモチーフにした物など、趣向に富んだ鬼瓦も見うけられます。その中でもひと際大きいのが、屋根の最上部にある大棟の鬼瓦です。
大棟の鬼瓦は、高さ230㎝、横幅280㎝、厚さ70㎝もある巨大な物で、重量は推定200㎏以上あるそうです。お堂自体がずば抜けて大きいため、下から屋根を眺めるだけではあまり目立たない鬼瓦ですが、間近で見ると恐いくらいの迫力があります。

大棟東側の鬼瓦

    ▲大棟(おおむね)東側の鬼瓦(阿形で額に日輪が付く)      

大棟西側の鬼瓦

    ▲大棟(おおむね)西側の鬼瓦(吽形で額には月輪)。鉄の金具は固定用      

この鬼瓦は全部で9つのパーツに分かれており、鉄の金具や銅線で固定されています。当日は大勢の職人さんにより慎重に解体作業が進められました。この鬼瓦も御影堂が再建された寛永年間の瓦である可能性が高く、損傷はあるものの、ほぼ制作当初の原型を留めています。
また、東西の鬼瓦は一対になっており、東側の鬼瓦は口を開けた阿形(あぎょう)をしており、額に日輪が付いています。一方、西側の鬼瓦は口を結んだ吽形(うんぎょう)をしており、額には月輪を掲げています。東西で阿吽、月日、陰陽・雌雄を表しています。
鬼瓦には魔除けの役割もあるそうで、瓦1つをとってみても、それぞれに深い意味が込められており、大切な御影堂を蔭ながら守ってくれています。

鬼瓦は9つのパーツに分かれる

    ▲鬼瓦は9つのパーツに分かれる      

解体作業中の鬼瓦

    ▲解体作業中の鬼瓦      

 


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