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国宝・御影堂大修理

御影堂大修理だより

2013年11月 小屋組の解体開始 

野垂木(のだるき)が取り外されたのち、小屋組の解体作業が始まりました。10月には長い間御影堂の屋根を支えてきた小屋束(こやづか)(小屋組を構成する垂直材で母屋や棟木を支える)や母屋(もや)(棟木と平行して配され垂木を支える部材)が取り外され、クレーンで下ろされていきます。今まで下ろしてきた野地板などとは違い相当の重量があるだけに慎重に進められました。   

    

 



 
▲取り外した木材は慎重にクレーンで運ばれます 

 

 

同時に御影堂内部でも桟唐戸(さんからど)をはずす作業が行われました。桟唐戸は框(かまち)(建具の周囲の枠)を組み立てその間に薄い鏡板をはめた扉のことで、御影堂の外縁と本殿を区切る大扉です。慎重にジャッキで吊り上げ、斜めにずらして、取り外していきます。大変時間のかかる作業に見えますが1時間に6枚程度の桟唐戸がはずされていくそうです。

     

▲この浅唐戸は1枚で約80キロあります

 

 

御影堂内部には、正面に須弥壇、その左右に脇壇が置かれています。
そこについている金具を一枚ずつ取り外していく作業も行われています。

 

 

忘れ傘

忘れ傘













 

知恩院七不思議の1つ「忘れ傘」。御影堂正面東側の軒裏「忘れ傘」がある部分は取り外さなくても修理が進められ、また傘の劣化が心配でそのままにしておきたいとの思いから今回の修理では取り外さずそのままの状態で保存されることとなりました。「忘れ傘」は名工・左甚五郎が魔除けのために置いて行ったという説や、御影堂建立時このあたりに住んでいた白狐が新しいすみかを作ってもらったお礼にこの傘をおいて知恩院を守ることを約束したという説が伝えられています。傘は雨が降るときにさすもので水と関係あることから火災から守るものと信じられており約370年間御影堂を火災から守ってくれました。

             

 

 

 


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