浄土宗総本山 知恩院

元祖法然上人 800年大遠忌記念事業 平成大修理 国宝 御影堂 落慶法要

国宝御影堂落慶

今こそ心のふるさとへ

知恩院では、平成23年(2011)に「元祖法然上人800年大遠忌」を迎え、その記念事業として国宝御影堂の平成大修理を行いました。屋根瓦の全面葺き替えなど、約9年におよぶ再建以来最大規模の修理となりました。

令和2年(2020)4月には、修理の完了を祝う「国宝御影堂落慶法要」を奉修。新型コロナウイルス感染症の拡大をうけ、当初予定していた日程を縮小し関係者のみで執り行われました。

御影堂落慶御遷座法要

令和2年4月13日、法然上人御堂でお祀りしていた元祖法然上人御影を僧侶が蓮台に乗せ、お念仏の声が響く中、御影堂の宮殿にご遷座いただきました。
法要を終え、伊藤唯眞御門跡猊下は「世界が波打っている今こそお念仏の教えを広め、平生な生活を取り戻すことができれば」と述べられました。お念仏から始まる幸せを御影堂から全国に発信し、改めて多くの皆さまに参拝していただける 日が来ることを願います。

  • 井桁雄弘執事長を先頭に御影堂へ向かう

    井桁雄弘執事長を先頭に御影堂へ向かう

  • 伊藤唯眞猊下が導師を勤めた御影堂での法要

    伊藤唯眞猊下が導師を勤めた御影堂での法要

粛然と念仏に生きる

粛然と念仏に生きる

ただ今、宮殿が開かれ、新しい御影堂に元祖様がお遷りいただきました。
御影堂も開きました。建物であったこの御影堂に元祖様の命脈が行き届いたのであります。
生きた本堂となりました。こんな喜びがありましょうか。

私たちは皆がこの喜びを持って、念仏のいのちを広く外に向かって伝えていくならば、
元祖様が願われた万民の幸せを少しでも皆が感じ取れるようになるかと思います。
これこそが遷座、そして御影堂落慶の大いなる意義であるかと考えます。
私どもは念仏を申して生きられた祖師の教えを受けて生かさせていただいております。

今、私たちの周りは平生さを欠いてまいりました。
つまり、新型コロナウイルスの疫疾によりまして、世界が大きく波打っております。
人々が、今、苦難に見舞われております。
平生だった人々の生活が異常になり、異常になった時に私たちが気付いたのは、
いかに平生が有難かったかということであります。

新たに造られたこの御影堂から新しい息吹が生じ、それに触発された私どもが、
その念仏の心で自らを覆い尽くすようになってくれたら、
また平生を取り戻すことができるだろうと考えております。

異常の中で平生を早く取り戻そうということに深く思いを致し、
自らを戒め粛然と己を守って、周りに影響がないようにしていきたいものです。
こうした心を念仏のうちに持って、平生を取り戻していこうとするその祈念が、
祖師の恩徳に報い、また私たちをも生かすことになるのではないかと思います。

令和2年4月13日総本山知恩院門跡 伊藤唯眞

雲
雲

国宝御影堂落慶奉告法要

令和2年10月25日、国宝御影堂落慶奉告法要は、伊藤唯眞御門跡猊下お導師のもと宗内の関係者が見守る中厳かに執り行われました。
井桁雄弘執事長は「全国のご寺院、檀信徒の皆さまのご支援のおかげで御影堂の落慶を迎える事ができました」と感謝の言葉で法要を締めくくられました。

国宝御影堂落慶奉告法要

落慶記念団体参拝

詳細は改めてご案内申し上げます。