法然上人が善導大師の著作に導かれ、万人救済の道を阿弥陀仏の本願念仏の上に見出され、新たに浄土宗を開かれてより、きたる令和6年で850年を数えることになりました。おひとりでも多くの檀信徒ならびに有縁の皆様が、原点を見つめ直し、新たな気持ちでお念佛の信仰生活を送られますよう念じております。またとない勝縁にお出会いしましょう。
令和6年4月7日から14日まで、法然上人浄土宗開宗八百五十年慶讃法要が厳修されました。
全国の教区代表が導師を勤め、僧俗一体となって立教開宗御法語を唱え、法然上人の浄土宗開宗を慶び讃えました。
現在の勢至堂は享禄3(1530)年に建立されたもので、現存する知恩院最古の建造物です。明治32(1899)年に重要文化財に指定されました。勢至堂の地は元祖法然上人が念仏布教の生涯を送られ、その一生を終えられた大谷の禅房の故地であり、知恩院発祥の地です。
浄土宗開宗850年を機縁として元祖法然上人の報謝のため、令和6年より修理工事に着手いたします。
念仏信仰をより深めていただく機縁となるよう、『元祖大師御法語』の現代語訳『法然上人のお言葉―元祖大師御法語―』(総本山知恩院布教師会)のデジタル化、『開宗の御文』写経を発願しました。
知恩院では法然上人への報恩謝徳の慶讃記念事業として、勢至堂修復をはじめ、法要や団体参拝などのさまざまな事業を計画しております。 法然上人浄土宗開宗850年慶讃記念事業は、皆様からのお力添えなくしては成就できません。お一人おひとりから祖師報恩のご志納を賜りますよう、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
総本山知恩院
法然上人浄土宗開宗850年慶讃記念事業事務局
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