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2019.12.02

知恩院秋のライトアップ2019

 11月1日にスタートした「知恩院秋のライトアップ2019」。20周年という節目を迎えた本年は、会期中に行われる「おてつぎフェス」を8日間に拡大して展開しました。

 三門下のステージでは、総本山式衆会による「みんなでつくろう!声明Live~歌って感じる極楽浄土」などの公演。ライトアップ期間中の声明公演は初めてで、しかもご参詣の方々と一緒に唱えるという挑戦的な試みでした。式衆の巧みなリードのおかげで、僧俗の垣根を越えて心ひとつに声明が唱えあげられていた様子が印象的でした。

 宝佛殿の「変わりダネ法話」には、今年も“浄土宗の劇団ひとり”こと山添真寛上人が登場。昨年度本誌に連載されていた「くものいと」をもとにした紙芝居が、初上演されました。蜘蛛の糸が切れるシーンでは、カンダタがくるくる回りながら地獄に堕ちていくなど、仕掛け満載の紙芝居を大人も子どもも目を輝かせて楽しんでいました。

紙芝居「くものいと」。下から這い上がってくる人々の群れを見て驚くカンダタ

笏(しゃく)念仏行道。笏の音に合わせて念仏に節をつけて称え、三門下を練り歩く