公益財団法人古文化保存協会主催。京都の貴重な文化財を特別に公開する催事です。
知恩院では、通常非公開の三門楼上と、大方丈・小方丈を、同時特別公開いたします。
「国宝三門」の楼上内部
三門は、元和7年(1621)、徳川2代将軍秀忠公の命を受け建立されました。その構造・規模において日本最大級の木造二重門で、外に掲げられている「華頂山」の額の大きさは畳2畳分にもなります。
上層部(楼上)内部は仏堂となっており、中央に宝冠釈迦牟尼仏像、脇壇には十六羅漢像(いずれも重要文化財)が安置され、天井や柱、壁などには迦陵頻伽(かりょうびんが)や天女、飛龍が極彩色で描かれています。また、七不思議の一つである白木の棺があり、三門造営の命を受けた造営奉行、五味金右衛門(ごみきんえもん)夫妻の木像が安置されています。

三門楼上内部

国宝三門
特別公開限定朱印「宝冠釈迦如来」
特別公開の期間中、「宝冠釈迦如来」の限定朱印を授与いたします。
一部300円で、朱印所にて受付けております。
大方丈
仏間を中心に狩野派による彩画で間仕切りされた諸室があり、それぞれ「鶴の間」、「上・中・下段の間(仙人の間)」、「松の間」、「梅の間」、「柳の間」、「鷺の間」、「菊の間」、「竹の間」というように襖絵の題材で呼ばれています。
小方丈
仏間を含まない純住宅建築で、狩野派による水墨画「上・下段の間(雪景の間)」、「雪中山水の間」、「蘭亭の間」、「花鳥の間」、「羅漢の間」から成ります。
方丈庭園
江戸時代初期に小堀遠州と縁のある僧玉淵によって作庭されたと伝えられる池泉式の庭園です。
特別公開限定朱印「阿弥陀如来」
特別公開の期間中、「阿弥陀如来」の限定朱印を授与いたします。
一部300円で、朱印所にて受付けております。