トピックスTopics

文化財

2018.11.05

文化財修理事業に関するご報告

文化財観光資源保護事業 

 京都市文化観光資源保護財団では、京都市内の文化財である建造物、美術工芸品の修理及び庭園、史跡、天然記念物の保全、伝統行事、芸能保存執行、文化財をとりまく自然環境の保全、文化財防災施設等の整備に対する助成と、事業や京都の文化財や文化観光資源に関する調査研究事業を行っています。

 また、助成の対象となる文化財は、学識経験者からなる文化財専門委員会において審議、選定することになっています。  
 なお、この事業に必要な資金は全国から寄せられる寄付金で、まかなわれています。

 大方丈襖絵の修理

 現在の知恩院の伽藍は、徳川将軍家の寄進によるもので、慶長8年~15年(1603~1610)にかけて寺領を拡張し、御影堂・集会堂・大小方丈などの主要堂舎が建てられました。

 寛永10年(1633)に火災に遭い、これらの堂舎は焼失しましたが、大方丈は寛永18年(1641)に焼失前の姿に再建されました。建築的には17世紀初頭の形式を伝えるもので、徳川将軍家の菩提所として、その参拝に備えて通常の寺院方丈とは異なる書院造り(床・違い棚・帳台構え・付書院)で対面所としての性格を持つ建物です。

 今回破損した下段の間襖絵は、狩野信政(1607-58)の作として知られています。

  • 大方丈下段襖絵保存修理事業
     平成287月~9月 

大方丈下段襖絵 修理前・修理後

  • 大方丈(梅・柳・鷺の間)舞良戸白貼り 16枚 本紙の貼り替え 
     平成297月~8

 

 

大方丈・小方丈