トピックスTopics

文化財

2024.03.21

「五百羅漢図」が重要文化財に

令和6年3月15日、知恩院所蔵の絹本著色 五百羅漢図を重要文化財とすることが、文化審議会より文部科学大臣に答申されました。今後、官報告示をもって正式に指定されます。

五百羅漢図

縦188.0㎝ 横121.4㎝
朝鮮・高麗時代・14世紀

山岳景色を背景に、釈迦三尊と二天王、十大弟子、十六羅漢、五百羅漢などの集会の様子が描かれています。
14世紀までに制作された東アジアの五百羅漢図は5例しか現存せず、本作はそのなかで唯一、1幅で構成された作品です。
知恩院第75世養鸕徹定(うがいてつじょう)が幕末に入手し、明治に入って知恩院に寄贈されました。
平成20~22年に住友財団より助成を受けて修理を行い、現在は九州国立博物館に寄託しています。

令和6年4月23日~5月12日 東京国立博物館 特別企画「新指定 国宝・重要文化財」 で展示予定です。

「文化財を守る基金」ご協力のお願い