国立文楽劇場にて知恩院の声明公演を行います。この機会にぜひご覧ください。
法然上人浄土宗開宗850年 大永の御忌鳳詔下賜500年
浄土宗総本山 知恩院の声明
浄土宗の声明は、法然上人が比叡山で修行されたことから、天台声明を源流としています。現在、知恩院を中心に関西の寺院に伝わる祖山流と、東京の増上寺を中心に関東の寺院に伝わる縁山流の二流があります。
知恩院の声明は、法然上人の御影を祀る間口45メートル、奥行き35メートルの御影堂の大きさに合わせて、大きく高い声で発声し、声の上げ下げをゆっくりととるのが特徴となっています。このたびの公演では、二つの大法要を取り上げて、その特徴に触れていただく機会といたします。雅やかな雅楽の音とともに荘重な空間に響き渡る、知恩院の声明の魅力をたっぷりとお聴きください。
出演=浄土宗総本山知恩院
【第一部】法然上人浄土宗開宗850年慶讃法要
知恩院が傳聲(でんしょう)している鎌倉時代の民衆の心を揺さぶった音曲念仏のうちより、「六時礼賛」と「笏念仏」をお唱えします。浄土宗僧侶の第一礼装と言われる荘厳な衣を身に纏った僧侶が散華行道を行う華やかな慶讃法要です。
【第二部】法然上人御忌大会
法然上人の忌日法要が、御忌と呼ばれるようになった「大永の御忌鳳詔」から今年で500年を迎えました。法然上人を讃える節付の「諷誦文」(祖師報恩の志を述べる文)の唱導を中心に、「前伽陀」「散華」「後伽陀」の声明をお唱えします。
お問い合わせ
国立劇場チケットセンター (午前10時~午後6時)
TEL. 0570-07-9900
※予約開始 7月18日(木)午前10時~
詳細は国立文楽劇場のホームページをご確認ください。