5月31日、御影堂の素屋根の骨組みを移動させる作業が始まりました。
建物上空での組み立て作業を避けることで安全に作業ができるため、御影堂大修理では※スライド工法が使われます。 (※スライド工法・・・素屋根を12ブロックに分割し、御影堂の東側で1ブロックずつ作って西側へ動かす作業を繰りかえしながら御影堂を覆っていく工法。)
下の写真、左奥に見える鉄骨が素屋根の骨組みです。高さは御影堂の棟高28メートルの1.4倍近い、41メートル。初のスライドに報道陣もたくさん来てくださいました。
素屋根の骨組みを潤滑剤を塗った鉄製のレールに乗せ、油圧式ジャッキで押して移動させます。レールは御影堂の間口(正面)に沿って平行に走っています。
いよいよ始めてのスライドです。
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ジャッキの点検よし!
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鉄骨のズレ点検 よし!
スライド開始!!
約27トンの力で素屋根鉄骨を押し、1分間に10センチほどのスピードで移動します。
スライド作業は計12回行われ、8月末ごろには御影堂全てが素屋根の骨組みに覆われる予定です。