行事予定Event

法要・行事おまいり

善導忌

開催日
2019年6月13日(木) ・ 14日(金)
時間
【逮夜法要】6月13日(木)13時30分~/【日中法要】6月14日(金)9時30分~

善導忌は法然上人が師匠と仰がれた中国唐初期の名僧、善導大師の忌日法要で、ご命日は3月14日ですが、知恩院では例年6月中旬にお勤め致します。

善導大師は「阿弥陀仏の御名を称える人は、誰も彼もが等しくお浄土にお迎え下さる」と阿弥陀仏のお慈悲を広くすべての人にお示し下さった方で、こんなエピソードがあります。

善導大師のみ教えに長安の都では肉食をする人がへり、それに腹を立てたのが肉屋の店主でした。ある時、店主は肉が売れないのは、すべて善導大師のせいだと、怒りに身を任せ、刀を持って善導大師に迫ります。しかし善導大師は臆することなく静かに念仏され、おもむろに西を指差されます。すると、たちまちそこに素晴らしい阿弥陀仏の国、西方極楽浄土が現れ、それに店主は驚き我にかえり自分の行いを恥じて、善導大師に陳謝し、やがて熱心な念佛者と生まれ変わったと言う事です。

説法を聞きにくる人は勿論の事、刀を持って迫り来る者をも、念仏者へと生まれかわらせる力、それこそが誰彼も等しく、善人も悪人も分け隔てなく照らす、まさに阿弥陀仏のお慈悲なのであります。善導忌にあたり善導大師のみ教えを慕い、阿弥陀仏のお慈悲と心を同じくして、なおいっそうお念仏の内に日々の生活を精進したいものです。

法要のみどころ「浄土法事讃」(じょうどほうじさん) 善導忌は善導大師がご撰述された「浄土法事讃」にておつとめを致します。この「浄土法事讃」は、大変リズムが良く、参列されている方も思わず「がんおうじょう」と声を出してしまいそうになります。左右に分かれた召請人(しょうしょうにん)・讃衆(さんしゅう)が代わる代わる立ち上がり、召請人が下音・中音・上音の順で句頭(くとう)を行い、一句一句に讃衆が「願往生(がんおうじょう)」「無量楽(むりょうらく)」と答えるかたちでおとなえされます。浄土宗の日常のおつとめでは、維那(いな)の句頭のもと、大衆(たいしゅう)が後を続いてお経をおとなえする場合が多いのですが、左右に召請人・讃衆が分かれ、交互におとなえする姿は善導忌ならではと言えるでしょう。