もしここにある名を読み上げれば、平穏な日々を過ごせ、諸難から離れ、諸罪が消え、将来、悟りが得られる~佛名経~
佛名会とは、毎年歳末に「過去」「現在」「未来」の三世にわたる諸仏のみ名を称えて、さまざまな罪や知らず知らずのうちに作ってしまった罪業などを懺悔(さんげ)し、滅罪生善を祈る法要です。奈良時代に初めて宮中でつとめられ、平安時代には宮中での恒例行事となり、その後、各地に広まり、寺院などでもつとめられるようになりました。
知恩院の佛名会は古くから行われていたようですが、応仁の乱で中断。正徳2年(1712)に再興し、12月21日から3日間行われました。更に明治維新の際に中断しましたが、明治31年に再興され、12月6日から8日までの3日間修行されることになりました。知恩院の日々の出来事を記録した『日鑑』や『勤行録』などには、佛名会の当日、集会堂の正面に三千仏画をかけた荘厳の様子や、差定(お勤めの次第)などが記されています。
現代の知恩院では、毎年12月2日から4日までの3日間、故事にならい三千佛画を掲げ、『三千佛名経』を称えて法要を行います。また、併せて知恩院に納骨された有縁の方々の追善供養も行います。
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