国宝御影堂落慶Great repair of Mieidō

2018年1月

「明照」額の修理

御影堂の外陣正面に掲げられていた「明照」額の修理が進んでいます。明照とは法然上人の大師号の一つで額の文字は大正天皇によって書かれたものです。この額は約2年前取り外されたあと破損していた部分を修復し、現在は金箔押しの作業が進んでいます。「明照」額は黒い箔下漆を塗り、金箔を押したあと、さらに漆を塗りその上からもう1度金箔を押すことで、金の厚みが増し強くなります。金箔押しの後、彩色をして完成ですが、とても大変な作業になるので完成まではあと半年くらいかかります。

割れなどの修復を終え金箔押しが始まる前 の「明照」額

割れなどの修復を終え金箔押しが始まる前 の「明照」額

2度目の金箔を押す職人

2度目の金箔を押す職人

明照の文字の金箔押し

明照の文字の金箔押し

彫刻したものを取りつけたものではなく、彫刻のようにすべて掘り出したもの

彫刻したものを取りつけたものではなく、彫刻のようにすべて彫り出したもの