2012年1月13日撮影
御遷座式を終えた御影堂の西、南、東側に仮囲いが設けられ、大修理が本格的にスタートしました。
仮囲いの内側では、御影堂全体をすっぽりと覆い隠す「素屋根」を建設するための作業が始まっています。
素屋根は、屋根などを取り外した状態の御影堂を雨風から保護し、作業の足場とするために設置されるものです。修理が完了した時には取り払ってしまう仮の屋根ですが、御影堂の素屋根は高さが41メートル(一般的なマンションの13階相当の高さ)にもなるため、素屋根をつくるだけでも1年間を費やす大がかりな作業になります。素屋根が完成すると、平成25年からは、いよいよ屋根の葺き替えや小屋・軒廻り、建具など御影堂本体の修理が行われる予定です。
仮囲いの内側。素屋根の基礎工事が始まっています(2012年1月28日撮影)