寺社建築の老舗、奥谷組の作業場において蔀戸(しとみど)を製作する作業が行われました。蔀戸とは平安時代より貴族住宅や寺社建築において使われた建具です。御影堂の蔀戸は上下2枚に分けられていますが、正面の蔀戸は下部の蔀戸がなかったため新しく製作されました。
檜(ひのき)で製作された部材を職人が手作業ではめ込んでいき、組み上げていきます。木材の1つ1つが大きくて重く、長いもので5メートル位あります。
蔀戸が出来上がると、この後は漆を塗って色を付けていきます。

職人の手によって一つ一つ組み合わせていきます

長い部材をはめ込んでいきます

取り外される直前の蔀戸