御影堂内の仏具の修理が着々と進んでいます。宮殿の金具を水銀メッキする作業が京都府宇治市の作業場で行われています。 取り外された金具はまず硫酸に浸けて汚れやサビを落とします。金具に水銀を塗り、そして金箔を貼ります。その後金具を加熱し水銀をとばすと金箔だけが浮き上がってきます。最後に冷やして表面を磨きます。 金箔を貼り加熱する作業を何度か繰り返し行い、作業開始から10日から2週間くらいで金具が元の輝きを取り戻します。

硫酸に浸けて金具を洗浄します

汚れを落とした金具に水銀を塗り、その上から金箔を貼ります

加熱して水銀をとばすことで金箔だけが浮き上がります

1度メッキした金具(左)と洗浄しただけの金具(右) 何度か作業を繰り返して完成です